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命の教育

女子高生が鶏を育てて解体して食べる 「命の授業」は残酷か?

今回の番組:2月24日放送『情熱大陸』(TBS)

 カメラは鶏の首を持ち、ナイフを刺す生徒たちの表情を追う。嗚咽し、涙を流す少女たち。覚悟を決めた力強い意志を感じさせる男子生徒。そして、順番を待ってはいるものの、一歩を進めることさえ困難そうな塚本さん……。

 この日の『情熱大陸』は福岡県立筑水高等学校の真鍋公士教師が主役だが、ディレクターの視点は彼女に向いていた。真鍋教師を軸に進めつつも、彼女の成長もしっかりと追う。そのように構成することで、番組の視点が視聴者に近くなる。そして首を切られる鶏を一切、映すことなく、しかしそれを見る生徒たちの表情を捉えることで、制作者が何を伝えたいのが明確になった。

 このクラスでは食品流通科一年生の授業として毎年「命の授業」が行われている。鶏の受精卵を生徒一人ずつが飼育し、成長したそれを自らの手で解体し、食べるのだ。命の尊厳を肌で感じる授業はメディアにも取り上げられ、文部科学大臣奨励賞を受賞した。

 だが、一方で批判もある。

 学生にそんな残酷なことをさせなくても、という意見だ。しかし真鍋先生には直接体験することでしか伝えられない教育がある、と確信している。でなければこのような授業を16年間も続けられるはずがない。三カ月の最後、生徒たちは二つの選択を選ぶことになる。工場に出荷するか、自らの手で解体をするか。受精卵に名前を付け、愛着のある「子」を自らの手で「殺す」のには並大抵の覚悟ではないはずだ。

 産まれた時から側にいて、今も安心して腕の中にいる鶏の命を選択するという授業。僕は『情熱大陸』という番組を通し、傍観する立場にいるが、ここに映る被写体たちの気持ちを思うと苦しい。しかし、それも想像でしかない。

 僕は、卒業生の会話が印象的だった。ある女性は、学生の頃に妊娠し、周囲からは出産を反対されたが、「鶏の解体を経験したからこそ、堕胎という考えには至らなかった」と子供を抱きながら言う。「こんな時、真鍋は思う。自分のやり方は間違っていなかった」ーーそう、ナレーションが補足をするが、その思いは居酒屋で学生時代の彼女の写真を見つめ、笑う表情で十分に伝わった。

 塚本さんは餌を上手く食べられない鶏の面倒を見る。養鶏場ならば切り捨てられてしまう、弱い命かもしれない。しかし、自ら名前を付けた命だからこそ助けられる。数カ月後には「食べられる」命だが、今はまだ違う。か弱い鶏を集団から離し、個別に餌を与える。一生懸命に食べる小さな鶏。その一生懸命な姿をカメラはローアングルで撮影する。

 夕方、女性たちが「お友達つれてきた」と笑い合い、地面に直座りするさりげないカットがある。そこに重なる「学んでいるのは飼育だけではない。生徒たちは自分たちが生きている意味さえ突きつけられる」というナレーション。鶏も彼女たちの周囲を歩き回り、真鍋先生も加わる、よくある高校の放課後の風景だったが、何かかけがえのない瞬間を切り取っているようにも見えた。

 いよいよ鶏を解体する時が近づいてきた。塚本さん自ら解体することに同意した。真鍋先生は「自分がかわいがってきたんだから、最後まで面倒をみてやろう」と思ったのではないか、とこれまで見てきた生徒と重ねて分析する。

 冒頭にも書いたように、鶏の首を切る瞬間は、人間たちのアップで捉えられた。制作者はここまで丹念に真鍋先生と生徒たちに寄り沿い描いてきた。だからこそ彼らの苦しさが伝わる。しかし、この授業は命を頂き、調理するまで続く。真鍋先生が皮を剥ぎ、生徒たちは「おぉー」と驚きの声をあげる。スーパーや食肉店で見慣れた「肉」に変わると、生徒たちも仕事に没頭し始める。

 真鍋先生は「必ず」という言葉を強く発する。

「人間は残酷で、必ず食べなきゃ生きていけない」「君たちが今、生きてるのも両親がいるからだ。それを絶対忘れちゃいけない」

「絶対」という言葉も、軽々しく使われてはいない。本当の事実だけを指す時に使う言葉なのだ、と思った。

 番組は、塚本さんの作文で締められた。

「この命の学習を通して一つ一つの命の重さはもちろん、隣でずっと声をかけてくれた友達の大切さを改めて知る事ができました」と。命を扱うからこそ、それだけでない様々なことに気づける、そんなことを僕も気づいた。

『情熱大陸』のテーマ曲もいつもよりスローテンポで叙情的な雰囲気だった。番組スタッフも様々な発見があったんだろう。僕には真鍋先生と生徒たちへの感謝のように思えたのだが、考え過ぎだろうか。
(文=松江哲明/映画監督)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130305-00000306-bjournal-bus_all

2008年に「豚がいた教室」という映画がありました これも実際に900日間にかけて行った授業を基にした黒田恭史の書籍『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』が原作です
小学生と高校生とでは感じ方もかなり違うとおもいますがこの経験をした子供たちは命の尊さを実感したのではないでしょうか 
人は 生きとし生けるものは残酷です 命を頂かなければ自分の存在が維持できないのですから
食物の連鎖といいますが人間はただ ただいただくだけです
だからこそ 人は命についてしっかり学ばなければならないと思います 
だからこそ 人は死についてしっかり学ばなければならないと思います

学校教育でしかできない経験 体験は子供たちの未来を作っていきます
自分らしく 自己肯定できる人間形成は一晩でできるものではありません
小さい頃からゆっくり繰り返しながら命の授業を行うことで人としてできることを自ずから学んでいくのではないかと思います
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目指した社会

お手柄!心肺停止ランナーを救命

 東京マラソンで午前11時50分ごろ、中央区の交差点で男性ランナー(30)が意識を失って倒れた。男性は心肺停止状態で、近くにいたランナーたちの蘇生措置により一命を取り留めた。救助した人たちはそのまま走り去り、レースに戻るなどした。東京消防庁は「ぜひ名乗り出てほしい」と呼び掛けている。

 日本橋消防署によると、男性が倒れたのは中央区日本橋人形町1丁目の水天宮前の交差点。異変に気付いた女性ランナーが119番。その間に別の男性ランナー2人が心臓マッサージをしたり、沿道の男性が、そばの交番から持ってきた自動体外式除細動器(AED)で蘇生措置をした。倒れた男性はすぐに意識を取り戻し、病院に運ばれ、快方に向かっているという。

 救助に当たった3人と沿道の男性は名乗らないまま立ち去り、日本橋消防署は「命を救えたのはこの方々のおかげ。感謝状を贈呈したい」としている。

http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20130225-1089884.html


先週行われた東京マラソン やはり ありえないことが起きました
元気で自分の健康に自信をもって望んだマラソンで突然倒れる これまでにも数知れない事例がありました
娘もそうでした 
そして 周りはたくさんの人がいた
娘の時も周りにはたくさんの友達 そして 教師が 
あの当時 スポーツ大会の際 突然たおれることのあることを想定などすることもなく行われていました
人の体の中のことなど誰にもわからないことです 
体に負荷のかかるスポーツに耐えられなくなることがある どんなに鍛え上げられた体でさえわかりません
あのとき 娘になにをしてあげられたのだろうか 
本当に仕方のないことだったのだろうか
私に連絡がはいってすぐに駆けつけて助けられるはずがない とすれば 娘のそばにいる仲間たちが その人たちにお願いするしかない 
大切な家族が 友人が突然倒れたときそばにいる身も知らない赤の他人になにかをおねがいするしか大切な人を守れないのです
仲間の命は仲間が守る ランナーの命はランナーが守る 
そう願い続けてきました
AEDを設置しても使われなかったら意味がありません AEDはものでしかないのですから
人の命をつなぐことができるのは命を守りたい つなぎたいと願う心でしかないのです
でも 人の意識を変えるのはそう簡単ではありませんでした
救急隊のまねなんかできないでしょ?
なにかして 悪くなったらどうするの?

応急手当という言葉が教科書に登場したのが昭和33年あたりだそうです
やっと やっと 仲間の命は仲間が守る ランナーの命はランナーが守る
そういう社会が見えてきました
学校教育でもBLS教育を導入する動きが出てきています
子供たちが自分の命に向き合い そばにいる人の命をどうつなぐのかが理解できれば
いじめも虐待も 自殺もそして体罰も・・・ なくなるとはいいませんが必ず少なくなると思います
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  • 福井県在住 主婦です 3人の子供がいます 
    長女はネバーランドに旅立ちました
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